0120-255-505 受付時間:月曜日-金曜日 9:00~18:00

基礎知識・コラム

2019/03/04

太陽光発電ビジネスのこれまでとこれから

太陽光発電 投資

太陽光発電事業は2012年のFIT施行後、優れた投資案件として大きく注目され、今日まで個人も含めいろいろな分野の企業や団体が参入し、ある種のブームとなっているような状況です。そんな太陽光発電を「ビジネス(電力・エネルギービジネス)」の観点からお話しします。

 

太陽光発電ビジネスのこれまで

日本では1990年代から、住宅用太陽光発電の装置が販売されるようになり、少しずつ普及してきました。そして上記の通りFIT法施行後、国も太陽光発電の普及を促すよう様々な助成金や補助金、買い取り価格の補填などの制度を導入しました。元々大きな市場でなかった分野が、今では今後の日本経済を担う重要なビジネスとなってきました。

その一方で、最近では他の再生エネルギー事業(バイオマスや風力、水力)などにも予算を回す動きが出てきています。加えて太陽光発電によって作られた電力の買い取り価格も年々下げられてきており、スタート時の42からは半分以下の価格となってきています。

太陽光発電ビジネスのこれから

FIT価格の見直しや海外生産のパネルの流入などで、太陽光パネルの国内出荷量は年々下がってきており産業用太陽光発電システムの価格もそれに伴い過去四年間では平均24%程下落してきています。

パネルメーカーや太陽光発電の設計・調達・建設を行うEPC事業者などの生産コストを抑える努力もあり、このような厳しい状況でも年間利回り10%を超えるような案件は多くあり、投資案件としてはこれからも参入する価値は大いにあると言えます。

また、太陽光発電所の定期的なメンテナンスはFIT法で義務付けられており、そこに注目した稼働している太陽光発電所の運転管理・保守点検等を行う「O&M」事業に力を入れるパネルメーカーも増えてきています。太陽光発電投資をこれから検討する方でも参入しやすくなってきている状況であると言えるでしょう。