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基礎知識・コラム

2019/02/07

太陽光発電事業の電力申請に必要に資料と手順

太陽光発電 制度

前回は「事業計画」の申請の流れについて触れました。今回は電力申請についてお話しします。

売電するためには電力会社との手続き「電力申請」が必要

電力申請の中身は大きく、以下の二つの契約があります。

  • 電力網と接続するための「接続契約」
  • 固定価格で電力を売買するための「特定契約」

申し込み手続きを行い、電力会社から接続の同意を得られると接続契約は締結となります。

申請に必要な書類

  • パネル配置図
  • 接続契約申込書
  • 引き込み図面

その他

電力会社によって必要な種類は異なりますので、詳しくは各事業者にお問い合わせください。

原則として、接続契約の申し込み手続きは電気工事店からしか行えませんのでお気をつけください。

中部電力は低圧太陽光発電に限り、電気工事士免許を有していれば個人でも申請可能

接続契約の申請期限

改正FIT法以降、新規で認定を取得する場合は特に期限は設けられていません。

しかし、接続契約を締結していなければ事業計画認定を取得できません。認定を取得しないと売電価格を決定できないため、早くから締結の準備を完了する必要があります。

特に年末と年度末は申請が混み合い、審査の時間は長くなりますので注意してください。

  • 接続契約の申請の提出先…提出先は各送配電事業者になります原則として、電力会社のことをさします。
  • 申し込み手続きを業者に依頼する場合…接続契約の申し込み手続きは引き込み図面や作成などの専門的な知識が必要となる部分も多く、専門の業者に依頼する方が確実ともいえます。

その場合費用の目安としては、だいたい13万円程度を見込んでおきましょう。

接続契約が完了したら事業計画認定を取得することができます。その後設置工事に入り、運転開始の流れになりますが、認定から一定の期間内に運転を開始しないと調達期間短縮などのペナルティを受けてしまいます。工事にあたっても、標識の用意やフェンスの設置など、義務付けられていることが多くあるので、それらを全てクリアして運用を開始しなくてはなりません。

ということで次回は、発電システムの保守管理(O&M)についてお話ししようと思います。