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基礎知識・コラム

2019/07/05

日本ではなぜ再エネが主力電源にならないのか?

基礎知識

●なぜ日本では再エネ自給率が低いのか?

まず、日本ではエネルギー自給率が低いということはご存知でしょうか。日本にある電力のほとんどは海外からのものです。2012年にFIT法(固定価格買取制度)ができ太陽光発電や風力発電などといった再生可能エネルギーの名前をよく聞くようになりました。このように見ると日本でも再生可能エネルギーが浸透してきているように見えますが世界と比較すると日本はまだまだ進んでいるとは言えません。この再エネ事業をもっと進ませるためには様々な課題を乗り越えていかなくてはなりません。

 

〇発電コストが高い

 

世界では再エネが主力の電源になっているように思われますが日本ではまだまだ再エネが電源構成を占める割合は20%みたっていない状況です。この要因として発電コストが他の電源と比べ高いということがあります。世界を見ると、労働力の単価が低いことや自然の条件が恵まれていることで発電コストを抑えることが出来るようになっております。このように太陽光では発電量を左右する「日照」は国によって変わってきます。また、日本では平野部が少ないということもあり発電コストを抑えることが難しくなっていると言われております。

ここまでは解決しがたい問題ですが、解決できる課題も中にはございます。日本では欧米と比較すると太陽光パネルや風力発電機の値段が約1.5倍と言われておりそれにかかる工事費も約2倍ほどと言われております。またメーカーから事業者に至るまでの流通構造が非効率と言われており今後改善できる余地はあると言えます。

このように日本で再生可能エネルギーが主力電源になるにはさまざまな課題を乗り越える必要が出てきます。島国である日本は電源の供給も難しく出力のコントロールをどうしていくのかも今後課題にはなってくるかもしれません。

こうして日本ならではの課題をどう乗り越えていくべきなのかエネルギー事業とどのように向かうべきなのか今後の取り組みに注目です。