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基礎知識・コラム

2021/12/30

知っておきたい7種類のESG投資

基礎知識・コラム

日本では現在ESG投資に参加する企業が増加傾向にあります。今回はそんなESG投資について細かく見てきましょう。

○ESG投資とは??

ESG投資とは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)に配慮している企業を重視・選別する投資のことをいいます。大和証券によると各セクションで重視するポイントとして以下のような項目を挙げています。

環境:「CO2(二酸化炭素)の排出量が多くないか」「環境を汚染していないか」「再生可能エネルギーを使っているか」など環境に配慮している

社会:「地域活動への貢献」「労働環境の改善」「女性活躍の推進」など社会に貢献している

企業統治:収益を上げつつ不祥事を防ぐ経営を行っている

以上のポイントを企業における社会的責任としています。

このESG投資は主に7種類ございます。

・ネガティブスクリーニング

ネガティブスクリーニングとは、社会的または環境に対する基準を満たさない企業を排除することです。特定のESG基準に基づいてファンドやポートフォリオから基準に満たない一部のセクターや銘柄を除外します。

・ポジティブスクリーニング

ポジティブスクリーニングとは、同業種の中でESGへの取り組みが高い企業に投資することです。ESGへの取り組み評価が高い企業は「中長期的に見て業績も高くなる」という発想に基づいて投資します。

・国際規範に基づくスクリーニング

国際規範に基づくスクリーニングとは、ESG分野の国際基準を満たしていない企業を投資対象リストから除外することです。

・ESGインテグレーション型

ESGインテグレーション型とは、投資先を選定するにあたり意思決定のプロセスに財務情報だけでなくEnvironment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)、の非財務情報を組み込むことです。

・サステナビリティテーマ投資型

サステナビリティテーマ投資型とは、サステナビリティを全面的なテーマとしたファンドに投資することを指します。サステナビリティとは「環境」「社会」「経済」といった3つの観点から社会を持続可能にしていこうという考え方のことです。

・インパクト投資型

インパクト投資型とは、環境・社会に貢献するサービスや技術を提供する企業に投資することです。この分野では非上場企業への投資が多いため、ベンチャーキャピタルが運用するファンドが多いと言われています。

・エンゲージメント・議決権行使型

エンゲージメント・議決権行使型とは、株主として企業に対してESGに関する案件を積極的に働きかける投資方法を指します。投資ファンドに代表される「アクティビスト」や「物言う株主」と同じような手法と考えてよいでしょう。

以上が7種類のESG投資になります。企業にとってこのESG投資は頭に入れておきたい投資の1つでもあるかと思いますので、ぜひ上記内容について調べてみてください。