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基礎知識・コラム

2021/08/11

パネルの廃棄と土壌問題について

基礎知識・コラム

2012年に固定価格買取制度(FIT法)が制定され、太陽光発電所が爆発的に増え始めました。このFITでは買取期間が家庭用は10年、産業用は20年ということもあり2030年代にはパネルの廃棄の量が爆発的に増えてきてしまうのではないかと予想されております。

ここで最も危険視されているのが太陽光パネルの処理方法です。パネルには様々な種類がございますので一定の処理方法で処理をするというわけにはいきません。

○パネルの廃棄と土壌問題について

太陽光パネルの廃棄は産業廃棄物として適切な方法で行っていく必要がございます。太陽光パネルは基本的に「ガラス、プラスチック、金属」で構成されております。そして、「シリコン系」「化合物系」「有機物系」の3種類に分かれており、それぞれ含まれている有害物質が異なります。含まれている有害物質は以下の通りです。

-シリコン系:鉛(Pb)

-化合物系

(多元系):ヒ素(As)

(Ⅲ・Ⅴ族):セレン(Se)

(Ⅱ・Ⅳ族):カドミウム(Cd)

これまで、こういったことに関する法律がなかったり、情報共有がなされていなかったりしたため、適正に処理がされていないケースがあったようです。ですがJPEA(太陽光発電協会)が「使用済み太陽電池モジュールの適正処理に資する情報提供ガイドライン」を策定し、太陽光発電メーカーがそれぞれ自社のサイトで処理時に必要となる有害物質含有情報を提供することを推奨しました。環境省でも「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン」を策定し、「表示を行う際の含有率基準値」「基準値を超える場合の表示方法」を定めることで、製品ごとに濃度の異なる有害物質の情報が排出事業者から産廃処理業者に正しく伝え、適切な最終処分方法で処理されるようにしました。

このように、太陽光パネルの廃棄方法はしっかり整備されてきつつありますが、一歩間違えてしまうと数年前に流行った公害病を引き起こしかねませんので、廃棄の際は適切に処理をしましょう。

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