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基礎知識・コラム

2019/03/01

太陽光発電の発電効率はどのくらい?その他の再生可能エネルギーと比較してみました

基礎知識

太陽光発電投資は現在まで投資案件の中でも特に人気がありますが、その他の再生可能エネルギーと比べるとどのような違いがあるのでしょうか。

今回は他の再生可能エネルギーと比較しながら、太陽光発電の特徴をお話しします。

再生可能エネルギーの発電量の大半は水力

平成26年度調べの発電電力量を見ると、再生可能エネルギーの発電量は全体のおよそ12%程度となっておりさらにその大半は水力発電が占めています。太陽光に関していえばFIT法開始前に比べると3倍以上の発電量になっており、大きく成長しています。

 

太陽光発電の発電効率

再生可能エネルギーの発電効率はその方法によって大きく変わりますが、一般的な太陽光発電システムの発電効率はおよそ20%となっています。

太陽光発電は天候や日照時間に発電効率が大きく左右されるため、平均的な設備利用率は12%程度となっています。

※設備利用率…その発電設備が一定期間に100%の出力で発電を続けた場合に得られる電力量に対し実際に発電した電力量の割合

また、太陽光発電の特徴として、どうしても曇りや雨の日は発電効率が落ちてしまうし、加えて高温になると発電効率が落ちるといった欠点もあります。

その他の再生可能エネルギーの発電効率

  • 風力発電・・・風速3〜5メートルになると発電を開始します。発電時の摩擦等の発電効率が落ちる要因は諸々ありますが、平均的に20〜40%の効率を持っています。
  • バイオマス発電・・・燃焼温度が低いため、発電効率はおよそ20%程度となっています。
  • 地熱発電・・・比較的温度の低い自然の蒸気を利用するため、10~20%程度になります。
  • 水力発電・・・水の動きによるエネルギーを余すことなく利用でき、かつエネルギー損失もほとんどないため、総合的な発電効率では80%となっています。

再生可能エネルギーの発電方法の中でも、太陽光発電は一般の方でも導入しやすいということがあり、広く普及しています。

今後も自然のエネルギーを利用した発電の技術が発展すれば、発電電力量の再生可能エネルギーの占める割合はどんどん大きくなってくることでしょう。